人材確保には必要不可欠!採用マーケティングの成功事例10選

採用マーケティングを行っているものの、なかなか成果があげられなかったり、どのように採用マーケティングを行えばいいのか分からないというケースも多いのではないでしょうか。

採用マーケティングの方法はさまざまで、代表的なリファラル採用に力を入れる、フレームワークを元に徹底的に分析するなどの代表的な手法を用いて成功する企業もあれば、SNSを活用したり、麻雀などの娯楽を活用することで採用に成功している企業も存在するのです。

そのため、採用マーケティングを成功させるためには、さまざまな視点から考えることが大切と言えるでしょう。

そこで本記事では、採用マーケティングを行っている企業の成功事例を紹介します。

目次

採用マーケティングとは

採用マーケティングとは、採用活動にマーケティングのフレームワークを取り入れた採用手法です。

採用までの認知・興味関心・応募・選考・内定・入社・継続・紹介というような採用活動の一連の流れをマーケティングとして捉えることで、採用ミスマッチの減少や求める人材の確保、採用コストの削減などの効果が期待できます。

そのため、大手企業をはじめ、さまざまな企業の採用活動において採用マーケティングが用いられているのです。

採用マーケティングの成功事例

ここでは、採用マーケティングに成功している以下の10社の取り組みについて紹介します。

  • LINE株式会社(LINEヤフー株式会社)
  • 株式会社グローバル・リンク・マネジメント
  • 株式会社TBI JAPAN
  • 株式会社ベルク
  • 株式会社ユーティル
  • 合同会社DMM.com
  • シャープ株式会社
  • トヨタ自動車株式会社
  • 株式会社コーボー
  • スターティア株式会社

それぞれが異なる採用マーケティングを行っていますので、採用活動の参考になるはずです。

1.LINE株式会社(LINEヤフー株式会社)

LINEヤフー株式会社の前身であるLINE株式会社は、社員からの紹介経由でのエントリーである「リファラル採用」に力を入れたことで、人材紹介経由からのエントリーの10倍という結果を出しています。

リファラル採用を推奨するために、毎週行われる社内の定例会で募集しているポジションを発表するとともに、リファラル手当として紹介した社員の30万円を支給することで、社員が積極的にリファラルするようになったのです。

2.株式会社グローバル・リンク・マネジメント

不動産事業を行う株式会社グローバル・リンク・マネジメントでは、応募ターゲットを絞ることで内定者の増加に成功しています。

一般的には”ブラック”のイメージが強い不動産業界ですが、そのイメージを逆手にとって求める人材のターゲットを「経営に興味のある人」や「成長意欲の高い人」に絞るとともに、社内の雰囲気の良さをアピールしました。

3.株式会社TBI JAPAN

設立から10年で年商100億円を達成した、飲食事業を中心とした株式会社TBI JAPANは、社長となる社員が多いことに着目し、社長となりたい人材をターゲットにした結果、応募者の増加に成功しました。

中でも、社長もしくは社長経験のある面接官を求職者自ら選べるという面接制度が注目を集めました。

4.株式会社ベルク

埼玉・群馬を中心にスーパーマーケットを展開する株式会社ベルクでは、就活中の女性を主人公としたドラマを作成してアピールした結果、動画は100万回以上再生され、採用ページへのアクセスが急増しました。

求職者のリアルな悩みや不安をテーマにした動画はYouTubeだけではなく、TikTokやYouTubeショートなどのショート動画でも制作されることが増えています。

5.株式会社ユーティル

「Web幹事」や「動画幹事」などを運営する株式会社ユーティルは、自社の強みであるSEO対策によって採用を成功させています。

業務委託のライター募集の際は、求職者が検索するであろう「ライター 募集」というキーワードを狙ってコンテンツ作成し、結果として「ライター 募集 note」でGoogle検索上位表示を果たし、応募が増加しました。

6.合同会社DMM.com

合同会社DMM.comでは、「DMM INSIDE」というオウンドメディアにて働く人のリアルな姿や事業内容、会社の雰囲気などを発信することで、ミスマッチの少ない採用に成功しています。

また、「DMM INSIDE」では事業についてのコンテンツが充実しているため、事業内容に魅力を持ってくれる求職者の増加にも期待できます。

7.シャープ株式会社

シャープ株式会社は、X(旧Twitter)の自社アカウント運用で求職者からの認知を拡大しています。

最近はSNSアカウントを運用する企業は増えていますが、シャープ株式会社は言い意味で”企業らしくない”運用豊富でSNSマーケティングに成功しているのです。

また、規模の小さい企業はレコメンド機能で視聴者増加しやすいTikTokのショート動画やライブで求職者からの認知を拡大しているケースも増えています。

8.トヨタ自動車株式会社

トヨタ自動車株式会社では、リファラル採用や現場に採用する人材を任せることで、ミスマッチの少ない採用に成功しています。

多種多様な専門知識を必要する同社だからこそ、上層部ではなく現場の声を採用活動に取り入れたいい例でしょう。

9.株式会社コーボー

SES事業を中心に行う株式会社コーボーでは、SES業界にマイナスイメージを持っているエンジニアが多いことに着目し、エンドクライアント直下や元請け案件の獲得に力を入れるともに、高い稼働力が求められる企業と取引しないことをwantedlyでアピールすることでエンジニアの採用に成功しています。

wantedlyには給与や待遇以上に労働環境ややりがいに価値を感じている人材が多いことも成功した理由のひとつでしょう。

10.スターティア株式会社

スターティア株式会社は、選考に麻雀を取り入れる”麻雀採用”という画期的な採用方法で注目を集めています。

求職者と社員だけではなく麻雀プロをゲストに招いて行われる麻雀採用において、優勝者はいきなり最終選考に残れるという特典がついているのです。

麻雀のプロリーグ「Mリーグ」などの人気が急上昇していることもあり、今後さらに求職者を増加させる起爆剤になることは間違いなさそうです。

まとめ|採用マーケティングで求める人材を確保しましょう

本記事では、採用マーケティングを行っている企業の成功事例を紹介しました。

採用マーケティングではさまざまな事例がありますが、企業の事業内容や雰囲気、規模によっても適切な方法は異なります。

まずは自社の強みを洗い出し、その上で業界の特徴や求める人材に適切な採用マーケティングを行うことが大切です。

ぜひ本記事を参考にして、自社にマッチした採用マーケティングを行ってみてください。

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