採用サイトは新卒と中途で分けるべきか?人気ランキングも紹介

新卒の採用サイトについて、このような悩みはありませんか?

「新卒の採用サイトはいつから準備するべき?」

「中途の採用サイトとは分けて作るべき?」

「就活生から人気の採用サイトを知りたい」

新卒の採用サイトは学生の採用において重要な役割を持っていますが、どのようなスケジュールで用意すればいいのか、どのようなサイトデザインが人気なのか、などについて分からないというケースも多いのではないでしょうか。

本記事では、新卒の採用サイトを準備するタイミングや中途の採用サイトとは分けるべきなのか、就活生から人気な採用サイトランキングなどについて詳しく解説します。

新卒の採用サイトはいつから準備するべき?

新卒の採用サイトは、就活生の就活スケジュールに合わせて準備することが大切です。

就活スケジュールに間に合わないと、競合他社に優れた人材を確保されてしまう可能性もありますし、採用サイトが就活生から見られにくくなってしまう恐れもあります。

そのため、新卒の採用サイトは自社の都合ではなく就活生のスケジュールに合わせることが基本です。

就職みらい研究所の「就職白書2024」によると、2024年度に卒業した新卒が就職活動を始めた時期でもっとも多かったのが、卒業年次前年の6月となっているため、企業としては新卒の採用サイトは遅くとも卒業年次前年の6月までに完成・公開する必要があります。

2023年度および2022年度のデータを見ても、就活生が就職活動を始めるタイミングは卒業年次前年の6月の割合が多いため、基本的にはこのタイミングで間違いないでしょう。
(参照:就職みらい研究所「就職白書2024」

採用サイトは新卒と中途で分けるべき?

結論から申し上げますと、新卒の採用サイトと中途の採用サイトは分けることが理想となります。

新卒も中途のどちらも”求人”という点では同じことですが、社会人経験のない人材を採用する新卒採用と、社会人経験がある人材の多い中途採用では、求職者が見るべきポイントが異なるケースが多いです。

そのため、多くの企業では新卒と中途で採用サイトを分けている場合が多いのです。

新卒と中途の採用サイトの役割

ここでは、新卒の採用サイトと中途の採用サイトのそれぞれの役割について解説します。

新卒の採用サイトの主な役割

新卒の採用サイトでは、社会人経験のない学生がターゲットとなりますので、業界の説明や研修制度、採用フロー、先輩社員のインタビューなど、”働くこと”について具体的にイメージしてもらうコンテンツを充実させることが基本です。

その上で、自社とマッチする人材を採用するために社内風土や業績などにも触れつつ、自社への理解を深めてもらいます。

また、新卒採用は中長期的に行う場合が多いため、新卒の採用サイトでは社員との交流会や会社説明会、インターン情報など、さまざまなイベント情報を発信することにも使用される特徴があります。

中途の採用サイトの主な役割

中途の採用サイトでは、ポジション別での求人を行うことが多いため、業種によって求める人材を掲載することが基本です。

未経験採用を積極的に行う場合もありますが、経験者採用の場合は自社の強みや給与、福利厚生、スキルアップできるポイントなど、キャリアに関する情報を掲載することも多くなります。

新卒と中途の採用サイトを分けるメリットとデメリット

新卒の採用サイトと中途の採用サイトを分けるメリットとしては、それぞれのサイトで異なる採用ブランディングを行えることです。

たとえば、総合職採用が多くなる新卒採用において、採用サイトでは成長意欲の高い人材を採用できるようなブランディングを行う一方で、スキルのある人材を採用したい中途採用の採用サイトではスキルアップできる環境や給与アップの事例、働きやすさなどを押し出すこともできます。

このように、新卒採用と中途採用で異なるブランディングをすると効果的な場合も多いため、それぞれの採用サイトを分けることで訴求力が増すという大きなメリットがあります。

デメリットとしては、採用サイトを制作するコストが大きくなるということになりますが、大きなメリットがありますので、可能な限り採用サイトを分けることを検討することがおすすめです。

新卒から人気の高い採用サイトランキング

ここでは、株式会社ディスコの「2024年卒 採用ホームページに関する調査」によって人気の高かった採用サイトTOP5を紹介します。

人気の高かった採用サイトは以下の通りです。

  • ランキング第1位:ソニーグループ
  • ランキング第2位:ニトリ
  • ランキング第3位:NTTデータ
  • ランキング第3位:野村総合研究所(NRI)
  • ランキング第5位:三井住友銀行(SMBC)

それぞれの採用サイトについて、以下で詳しく紹介します。

ランキング第1位:ソニーグループ

ソニーグループの採用サイトは、動画を中心としたコンテンツがまとめられており、会社の歴史や事業内容、採用活動など、さまざまな情報を分かりやすく掲載しています。

就活生からはUI・UXのデザインや職種別の解説が特に高評価を得ていました。

採用サイトhttps://www.sony.com/ja/SonyInfo/Jobs/newgrads/

ランキング第2位:ニトリ

ニトリの採用サイトは、「君の夢は、君を創る。」というキャッチコピーが大々的に表示されるところから始まるため、社員の夢に重きを置いていることがとてもよくわかる採用サイトとなっています。

売上高や理念、先輩社員インタビュー、ビジネスモデル、部署紹介などの情報も充実しているため、必要な情報を直感的に探すことができるでしょう。

就活生からは、やりたいことが明確に記載されていることや、求めている人材の明確さが特に高評価を得ていました。

採用サイトhttps://www.nitori.co.jp/recruit/newgraduate/

ランキング第3位:NTTデータ

NTTデータの採用サイトは、各部署についての詳しい説明やデータを元にした会社情報など、各項目について詳しく深掘りされています。

また、女性が活躍する環境づくりなどを大々的に掲載していることから、会社としてどのような取り組みをしているのかについても分かりやすくなっています。

就活生からは、情報量の多さやサイトデザインの統一性、求める情報をスムーズに調べられる部分が特に高評価を得ていました。

採用サイトhttps://nttdata-recruit.com/

ランキング第3位:野村総合研究所(NRI)

野村総合研究所の採用サイトでは、若手社員のインタービューや女性の働きやすさなど、社員にフォーカスした情報が多く掲載されています。

就活生からは求める人材が分かりやすかったことや情報を探しやすいことが特に高評価を得ていました。

採用サイトhttps://working.nri.co.jp/recruit/

ランキング第5位:三井住友銀行(SMBC)

三井住友銀行の採用サイトは、各部署の仕事などについて社員が説明するという形式で紹介しています。

就活生からはサイトデザインのクオリティの高さや動画コンテンツの充実さが特に高評価を得ていました。

採用サイトhttps://www.smbc-freshers.com/

まとめ

本記事では、新卒の採用サイトを準備するタイミングや中途の採用サイトとは分けるべきなのか、就活生から人気な採用サイトランキングなどについて詳しく解説しました。

新卒の採用サイトは就活生に情報を発信するとともに、自社を魅力的に感じてもらうためには欠かせないコンテンツとなりますので、効果的に運用してみましょう。

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